(日本語) [研究会] 候補集合の枝刈りに基づく変更単位でのバグ箇所局所化の精度改善

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小林研M2の池田さんが,3月10日から3日間で鹿児島県奄美大島にて開催された電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会3月研究集会にて研究発表を行いました。この研究は池田さんの修士論文の内容を発展させたものです.

著者:池田 颯大, 小林 隆志(東京科学大)
題目:候補集合の枝刈りに基づく変更単位でのバグ箇所局所化の精度改善
掲載誌: 電子情報通信学会 技術報告(信学技報)SS2024-70 (Vol. 124, No. 429, pp. 158-163) [Link], Mar. 10, 2025.
概要:
バグ箇所局所化技術は,バグレポートの情報からバグの原因となるプログラム要素を特定する手法として注目されている.近年では,ファイルやメソッドより細粒度である変更(コミット)単位に対してバグ箇所局所化を行う手法が提案されている.本研究では変更単位のバグ箇所局所化精度を向上させるために,バグ混入とは無関係な変更の除外と,情報検索技術を利用したファイル単位のバグ箇所局所化手法との統合により候補集合の枝刈りを行う手法を提案する.提案手法の有効性を検証するため,OSS における実バグの情報を収集した既存のデータセットを対象に手法を適用し,ファイル単位の推薦結果を統合する削減が最も効果的であることと,提案手法が多くのプロジェクトで既存手法を上回る精度での推薦が可能であることを示した